お正月の干菓子 辻占(つじうら)

あけましておめでとうございます。今年は新年から石川県能登半島沖で大地震がありました。被害に逢われた方々、そして、ご家族や、ご親戚、ご友人が被害にあわれご心痛な方もいらっしゃると思います。心からお見舞い申し上げます。

今日は干菓子を作ろうと思っているのだけど。毎年、1月のお茶のお稽古ではおみくじせんべいを干菓子に使っているでしょ。

あの評判堂のおみくじせんべいでしょ。 大好き!

今日はつくってみようかなっっておもって。

作れるの?

今回、地震で大変だった石川県やと富山県で江戸時代から親しまれいる「辻占」というお菓子があるのよ。

「辻占」。。。なんてよむの?

辻占(つじうら)とは

日本で行われた占いの一種である。元々辻占は夕方に交差点(辻)に立って通りすがりの人々が話す言葉の内容をもとに占うものであったらしい。この占いは万葉集(古典)などにも登場する。

江戸時代に子供が辻で立って占いの紙を売るようになりそれを辻占と呼び、それから餅の中に入れたものが作られるようになり、今は新春縁起菓子として親しまれている。石川県の金沢が有名で年末になると北陸地方では和菓子屋さん、デパート、スーパーなどでも売られているらしい。

今はフォーチュンクッキーの方が有名であるが、1890年代に日本の「辻占」がアメリカで紹介されたことでフォーチュンクッキーが生まれたらしいので、元祖は「辻占」である。そのあとで中国などにも広まって今に至る。

参考文献 ウィキペディア 

日本が発祥地なの。すごい!

有名なのは石川県の江戸時代末期から続く諸江屋長池彩華堂かしら。石川県は年末になるとスーパーとかでも売っているとか。

ふーん、行ってみたい!

今回は粉糖と寒梅粉で作りましょう

またまた 寒梅粉? 寒梅粉って優秀だね

それではやっていこう

辻占 (17~20個分)5㎝の正三角形で成形した場合

用意するもの

中に入れる紙 おみくじを書いて半紙や和紙で小さくたたんでおく。

・麺棒

・包丁

・クッキングシート

・ボウル

材料

・粉糖 45g

・寒梅粉 15g

・お湯(50度ぐらい) 9ml 

・天然色素粉(赤、青、黄色など)少々

作り方

1.粉糖と寒梅粉をよく混ぜる。

2.お湯を入れて混ぜ合わせひとまとまりにする。

3.ラップをして20分ほど休ませる。

4.生地に色を付ける場合はここでつける。生地をちぎったりしてよく混ぜる。

5.色をいれない生地もよくもんでなめらかにする。

6.クッキングシートを用意してその上に厚さ1mmぐらいに伸ばす。うまく伸ばせないときは生地を手で少し引っ張って伸ばしていく。

7.5㎝の正3角形にカットして真ん中に小さく折りたたんだ紙をのせる。

3辺の中央を真ん中で合わせる。3辺の真ん中をそれぞれ指で持ち、中央で合わせてくっつける。

  

中におみくじを入れるとき入れづらければ生地は伸びるので伸ばしながら行うとやりやすい。

8.1日ほど乾かせばできあがり。角になったところ丸くカットすると形がかわいくなる。

先を丸くカットした辻占

参考文献 富澤商店

 

かわいい

使った材料などこちらに載せておきます。


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能登半島、富山県や新潟の被害にあったみなさま、早く普通の生活にもどれるように願ってます