粉糖でつくる雪の落雁と雲平
このごろ、砂糖の種類を変えて干菓子ばっかりつくってるよね~。(笑)
そうね、この間ジャパンウィークでスペインのセビリアに行ってきたの。それで手作り干菓子を作って持って行ったので今回は干菓子特集になってしまっているわ。
セ・ビ・リ・ア? スペイン?素敵
なので、今日は粉糖で雪の形の落雁と松の形の雲平をつくりましょう
いつものように寒梅粉いれるの?
そうよ。寒梅粉いれると固まりがよいのよ
レイコさーん 寒梅粉って、なんだっけ~
寒梅粉とは
ついたおもちを焦がさないように白く焼き上げたものを粉末にしたもの。名前の由来は寒中に寒梅の花が咲く寒い時期に新米を粉にしたところから名づけられたらしい。
使い方
上白糖と混ぜて型に入れる落雁(らくがん)に使用。ケーキなどの粉を1割置き換えるともっちとして食感でお米の風味が増す。 火が通っているのでそのまま使用可能。
参考文献 伏繁商店
そうなんだ、ちょっと話は違うけど寒梅ってどんな花
まあいわゆる梅の花ね。梅の花は2月頃から咲くでしょ、でもお正月ごろから咲く白の梅もあるとか。お正月は松竹梅だものね。
それではやっていこう
雪の落雁(7~8個分)
用意するもの
・型
・ふるい
・ボウル
・霧吹き
・大さじ
・小さじ
材料
粉糖 大さじ5
寒梅粉 小さじ1
水 2ml~3ml
作り方
1.粉糖に霧吹きを使って全体がしっとりするくらいに手で混ぜていく。ぎゅっとにぎると固まるかんじにする。ここで霧吹きしすぎに注意。
2.次に寒梅粉を手早く混ぜる。寒梅粉をいれると固まりやすくなるため手早く行う。
3.2をふるいにかけてから型に押し込んで型を下にして棒などで型をたたくと型から外れる。できあがり。
また瀬戸物の型の場合はひっくり返して裏を棒のような物でたたくと外れる。そのまま机に打ち付けても外れる。
参考文献 富澤商店
材料でグラムだとどのくらい?
そうね、 落雁の場合は粉糖の1割程度が寒梅粉かしら!
ならば 粉糖50gだったら 寒梅粉5gってことか
では次は雲平ね!
雲平 松(2.5㎝)45個ぐらい
用意するもの
・ボウル
・麺棒
・クッキングシート
・型抜き 松
材料
・粉糖 50g
・寒梅粉 10g
・水 小さじ2弱
・天然色素 緑
・片栗粉 少量(打ち粉として)
作り方
1.粉糖と寒梅粉をよく混ぜて水も加えてよく混ぜ合わせる。色を付けるときは色水の分を考慮していれる。色水(天然色素を水に溶いたもの)
2.手で丸めてまとめて20分ほど寝かす。
3.クッキングシートの上で生地を1ミリぐらいに麺棒で伸ばして型を抜く。クッキングシートに生地がくっついていしまうときは打ち粉として片栗粉をつかうとよい。
4.片栗粉を刷毛で落として半日ほど乾燥させれば出来上がり。
参考文献 共立食品 富澤商店
秤がないときは大さじでどのくらい?
粉糖は大さじ6,寒梅粉は大さじ1ぐらいで作ってみて。
OK!
今回使ったものをご紹介しておきます。
今回の形は雪と平松をにしました。
何で雪と松なの?
雪は豊年のしるし、雪と松で「雪持松」のイメージのように雪に耐え春を待ちあびる生命力を感じさせるとりあわせかしら
おー 日本文化だ~
今年もいろいろありましたね。ありがとうございました。
ありがとうございました。
また、よろしくお願いいたします。どうぞよいお年をお迎えください。
-
前の記事
吹き寄せ干菓子づくり(生砂糖編) 2023.10.18
-
次の記事
お正月の干菓子 辻占(つじうら) 2024.01.12