米粉で水無月

米粉で水無月

もうすぐ6月もおわり

半年たっちゃったね。

そうね、この時期お茶のお稽古でも水無月のお菓子はいただくわ

水無月?のお・か・し???

はじめに

水無月とは

6月のことを水無月という。旧暦の6月は現在の7月ごろにあたる。梅雨が明け暑さも厳しい日が続く時期なので、水がかれ尽きてなくなるということで「水無し月」とよばれるようになったという説がある。またそのほか、田んぼに水を張る月という意味の「水な月」という説もある。水無月はお菓子の名前にもある。

お菓子の水無月

昔、一年の半年が過ぎた6月にその半年の罪や穢れをはらい清め、残りの半年を無病息災を祈願しながら、茅の輪をくぐるという夏越しの祓いという行事があった。その時に旧暦では6月に氷を口にすると夏バテしないというされており、宮中では氷を食べる習慣があったが、庶民は当時氷は高価だったため、口にできなかった。それでまめ(魔滅)といって魔除けの意味を表す小豆、また小豆の赤色は邪気を払うという意味も込められており、小豆のせて蒸しあげ三角のかたちは暑気を払う氷を模していてそれを食したという説がある。

 

今回は小麦粉の代わりに米粉で、砂糖の代わりにブルーアガベシロップを使ってつくてみましょうか

米粉とは

お米を粉にしたものです。
古くは奈良時代からせんべいや和菓子に使われてきましたが、最近では、細かく粉にする技術が進化し、パンやケーキ、麺類などの様々な加工品が米粉で作れるようになった

アガベシロップとは 

テキーラの原料でもあるアガベという植物から作られる甘味料である。メキシコ中心に広がる植物で種類が300種以上あると言われている。主にブルーアガベという植物の根っこの部分を絞って作られている。白砂糖の約1.5倍の甘さがあると言われている。また、アガベの甘さが血糖値の上昇を緩やかにするという研究結果もあり、糖尿病や、肥満などにも良いと言われている。

参考資料  日本米粉協会 株式会社テルヴィス

それではやっていこう

米粉で水無月 約6人分

用意するもの

・ボウル

・へらまたは泡だて器

・鍋

・計量スプーン

・計量カップ

・秤

・牛乳パックまたはバット

 

材料 

・米粉  80g 

・アガベシロップ 50g 

・水 230㏄(やわらかいのが好きな場合は250㏄)

・ゆで小豆または甘納豆 60g~100g程度

作り方

1.ボウルに米粉、アガベシロップ、水をいれ泡立て器などを使いよく混ぜる。

2.1を大さじ2杯ほどとっておく。(蒸している途中でゆで小豆を入れるときにつなぎで使うため。)

3.牛乳パックに1を流し入れる。

4.牛乳パックに入れたら牛乳パックを横に倒して口を閉じ強火で15分ほど蒸す。完全に閉じなくてよい。空気が膨張して、破裂するので、折り曲げて入れた液体が出なければよい。

5.蒸しあがったら、牛乳パックの上面をハサミで切り開いて、ゆで小豆または甘納豆(砂糖がまぶされた甘納豆は水にさらして落としておく)を入れ、取り分けておいた大さじ2の生地をいれてまた強火で10分ほど蒸す。

6.冷まして切りわければ出来上がり。冷やすと美味しい。日持ちは冷蔵庫で3日ほど。冷凍も可能である。

注意 牛乳パックが蒸し上がったときに上面を切るときにやけどをしないように気をつける。

くず粉を入れた場合

材料

・米粉 90g

・くず粉 10g

・アガベシロップ 50~80g(お好みで)

・水 200㏄

・お湯 80㏄

作り方

1.くず粉にお水を入れて溶かす。溶かしたくず粉を茶こしでこす。米粉にくず粉をといた水を入れよく混ぜてそのあとお湯を加えてまたよく混ぜる。

この後は上記のやり方の2以降と同じである。

くず粉を入れるともちもち感がすごく、切り分けるのがちょっと難しい。だが、柔らかく、もちもちした食感をを好む場合はくず粉を入れるとよい。

映像はくず粉入り。

参考文献 米粉レシピ 農林水産省 富沢商店 クックパッド 

 

モカは米粉だけのほうが好き!アガベシロップも美味しいね。

ブルーアガベシロップは天然の甘味料なのよ。これを発酵させればテキーラになるわ!

わぉ!
そうそう、なんか、ググったら電子レンジでチョー簡単にできるやり方のってたよ。

あら、教えて!

農林水産省のページなんだけど

電子レンジで作る水無月(牛乳パック1個分)農林水産省

水無月は京都府の郷土料理である。京都府は、京都で育まれた王朝文化、茶道文化などをもとに成立した芸術的な食べ物として「水無月」を「京もの伝統食品」に指定している。指定にあたり、すべて手作業で製造していること、木型も手彫りであること、といった基準を定めている。(抜粋 農林水産省)

あら、すてき!手軽で簡単につくれそうね。

郷土料理なんだね。東京では食べないから知らなかったよ。

参考までに今回使用したものを載せておきます。



次回はステック練り香水(ねりこうすい)を作ってみましょう。

暑さも加わって過ごしづらさ倍増だもん。
香りでいやされたーい。

では、お楽しみに!