ハイテク大好きお兄さんとバーバの会話

ハイテク大好きお兄さんとバーバの会話

今度はハイテクお兄さんとおばあちゃんの話、聞かせて!

はい モカちゃん はじめまして、
要介護2のころのバーバは僕達のことは孫とわかっていることが多くてさ。弟が「ぶんさんってわかる」ってきくと
「あーぶんさんね 賢い子でしょ」って、いうんだよ。
「弟の大ちゃんは?」って聞くと
「あーだいちゃんね あの優しい子」っていうんだ。

わかってくれているのね

うん 要介護3になったばーばがショートステイに通うようになってさ。1週間に1度ぐらいの割合で僕は会ってたんだけどね。僕ををみると「ぶんさん?!大きくなったわね」って一日に何回も言われてさ。もう無限ループだよ。

それっていらいらしたりしないの?

まあね。母親は ‘ちょっともう‘ みたいな感じはたくさんあるみたいだけどね

はじめに

ショートスティとは

短期間だけ施設に入所して食事や入浴などの介護ができるサービスのことで1日から最大30日まで利用可能である。ショートステイとは主に短期入所生活介護のことであるが、ほかに短期入所療養介護 介護保険以外のショートステイなどもある。親の住んでいる地域以外でも受けられる。

短期入所生活介護とは

短期入所生活介護は、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、また自宅にこもりきりの利用者の孤立感の解消や心身機能の維持回復、それだけでなく家族の介護の負担軽減などを目的としている。介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)など、常に介護が必要な方の短期間の入所を受け入れており、入浴や食事などの日常生活上の支援や、機能訓練、レクレーションなどが受けられ、介護サービスが中心である。特別養護老人ホームや一部の有料法人ホームで受けられる。

短期入所療養介護とは

医療的なケアを希望する方が主に利用し、介護スタッフ以外に、医師や看護師がいて、リハビリや医療サービスが受けられる。介護老人保健施設や介護療養医療施設などがあり、よく「老健」と呼ばれたりしているのがあそうである。

介護予見適用以外のショートステイ

要介護認定を受けていないがショートスティを利用してみたいなど、短期入所生活介護と同じであるが、介護保険適用外なので、ショートスティを行っている有料老人ホームに限られ利用料はすべて自己負担となる。

参照 厚生労働省 介護事業所 介護関連情報

そっか ならば びっくりしたことは?

バーバが「今、二人だけだから」とかいって、ほっぺにチュっをしてきたときかな。なんか、気持ちは少女というか、若い女性になっているかんじなのかな?その時、僕のことは孫とは思っていないようだった。

自分をおばあちゃんと思ってないってこと?

そうだね。介護認定員の人が「君のおばあちゃんはこれからだんだん玉ねぎの皮がむけていくようできなくなることが多くなり、自分の歳をわすれて昔に戻っていくというかな。そういう風になっていくと思うよ」いう表現をしたんだよ。
バーバに自分の歳を聞いたら18歳って答えたことがあってさ。こういうこともそうなのかなって思ったんだ。

ふーん

あとはね。 僕が「僕って男の子だと思う?それとも女の子だと思う」って聞くと
「うーん」 て考えて 「女のコ!」っていうんだよ。

えーそれってどういう意味?

たぶん・・・なんだけど 二言語以上の文章だと理解できないっていうかさ。お互いの関係とかシチュエーションを理解できないんだろうな。「男の子?女の子?」という質問だけ頭に残っていて、その質問が自分のことを聞かれたと思って、それで「女の子」って言っているんだと思うんだ。

あー 要介護3にもなると会話の仕方を考えないとなんだね

今はショートスティに1週間おきに行ってるから、あんまり会えなくなっちゃったけどね

ショートスティを利用するときの注意点とかある?

初めてショートステイを利用するときに母の性格や、母のそれまでの仕事経歴などを書いてその施設に渡したの。母はいろんな仕事をして、最終的にケアマネの資格を取って仕事をしていたんだけど、今は全く覚えてないのよね。でも施設にいったら思い出して、自分もスタッフとして働いているって思っていろいろ口出しするかもしないと思ったの。その時にその施設の人たちにわかってほしかったから。
だから、写真と文章を一緒に織り交ぜて、これまで生きてきた経験や証など書いたものを渡すということがいいと思うわ。

そいうのって、大事かもね

そうね。
さて、新緑の季節!そして太陽の日差しをおうちの中に取り入れたい気持ちのよい季節になってきたわね。母の部屋にも太陽の光をとりいれてあげたいので、サンキャッチャーを一緒に作りましょう。