3月 雛あられ
はじめに
今日は3月3日の桃の節句ね
桃の節句?お雛様かざったよ
桃の節句とは
五節句の一つで三月三日に行われる行事。ひな人形を飾り、桃の花、白酒、菱餅、雛あられなどを供えて女の子の健やかな成長をお祈りしお祝いをする。中国から伝わったもので水辺で身の穢れを払った上巳(じょうし)の禊(みそぎ)に由来する。それが平安時代のひいな遊びと結びついて雛かざりが生まれた。
私も飾ってきたわ。なんせ私のだから、半世紀以上前のものになるわ(笑)
七段かざりなの?
当時、ひな人形が売り切れだったらしくて祖父が寄せ集めでもってきてくれたみたいなの。だから、いろんな箱があってね、1つすごい箱に入っていた茶道具の飾り物は塗も全然ちがうのよ。
えっつ?バラで買ったってこと?
すごすぎ
雛人形、どんな人たちや飾ってあるのか見ていきましょうか
雛人形
一段目 内裏雛(だいりびな)男雛は冠に束帯姿で笏(しゃく)をもち、女雛は天冠に十二単で檜扇をもつ。
二段目 三人官女 酒を注ぐ銚子、島台を持つ、酒を入れる提子(ひさげ)をもつ内裏雛の雑役を行う女官。
三段目 五人囃子 5人の楽師で侍烏帽子(さむらいえぼし)をかぶった元服前の少年。向かって左から太鼓、大鼓(おおつづみ)、小鼓、笛、謡。[雅楽の五人囃子のものもあり、楽器は鞨鼓(かっこ)、火焔太鼓(かえんだいこ)笙(しょう)、篳篥(ひちりき)横笛]。
四段目 随身(ずいじん)といって右大臣、左大臣と呼ばれる警護の官人。向かって左が右大臣で若者。右が左大臣で年配者。儀式のための儀仗(ぎじょう)の剣、儀仗の矢と弓をもち、巻纓(けんえい)の冠をかぶり、馬の毛でつくられたおいかけ(耳当て)をつけている。
五段目 仕丁(しちょう)(平安時代に身分の高い人の雑務をしていた人)立傘(たてがさ)沓台(くつだい)台傘(だいがさ)を持っている。持ち物が宮中での掃除用具をもっているのもある。また、3人の顔が、泣く、怒る、笑うなどの表情をしている。
両脇の木 京都御所の紫宸殿(ししんでん)の向かって右側に桜の木が植わっていることから向かって右側に桜を飾る。また、左に橘が植えてあり、橘は寒暖にも関わらず葉がついてることから長寿の木として珍重された。これらを「左近の桜」、「右近の橘」と呼んでいる。
六段目 嫁入り道具で箪笥(たんす)、長持(ながもち)、鏡台(きょうだい)、針箱、茶道具である。他に、火鉢や、衣装などを納めた表刺袋(うわざしぶくろ)などもある。
七段目 お輿入れ道具として、駕籠(かご)、牛車(ぎっしゃ)
ぼんぼり 江戸時代に雛飾りの一つとなる。江戸時代は結婚式は夜行われており、明かりとりとして使われたことから加わった。
屏風 部屋のまじきりや魔除けとしてつかわれていたが、金屏風は華やかなので人生が輝いたものであるようにという願いがこめらたことから、一緒に飾るようになった。
参考文献 歳時記百科
ひや~知らなかった。いろいろ面白いね。
では雛あられを作っていきましょう。今回は油で揚げるやり方。
そもそも、なんでひな祭りに雛あられを食べるようになったの?
雛あられをなぜひな祭りにたべるようになったのか
江戸時代に部屋に飾られているひな人形を野外に連れ出して、春の景色を見せてあげるという「雛の国見せ」という風習があり、その時に外でも食べられるようにと菱餅を砕いてもっていったのが始まりとされている。
雛あられとは
3月3日に食べるお菓子で3色のものや、4色のものがある。
3色のものは白、赤、緑で 白く雪でおおわれた大地、そして新芽の芽吹きを表す緑、生命のエネルギーを感じる赤がつかわれている。
4色のものは白、黄色、桃色、緑色が使われており、四季を表している。
雛あられをたべることによって自然のエネルギーをいただき1年を通して娘が健康に育ちますようにと祈願する意味が込められている。
それではやっていこう
油で揚げる雛あられ(2人分)下に動画あり
用意するもの
・お鍋
・計量カップ
・計量スプーン
・ポリ袋
・キッチンペーパー
・金属のあく取り
材料
もち米 1/2カップ
揚げ油
粉糖 適量
抹茶 適量
色粉(ピンク)適量
作り方
1.油を2cmほどお鍋に入れ、170℃ほどになったら、もち米は洗わず少量ずついれる。もち米がポップコーンのようにはじけるので注意。
2.もち米がポップコーンのようにはじけたら、すぐにキッチンペーパーを敷いたお皿にあく取りしゃもじを使いすくいとる。
3.キッチンペーパーで余分な油をとる。
4.粗熱が取れたらポリ袋に粉糖、色粉を入れ、混ぜておいてから3のあげたもち米を入れてまぶすように混ぜれば出来上がり。
注意 もち米がはじけるのでやけどに注意
参考文献 クックパッド
香ばしくておいしい!
もち米がない時はおもちを5センチ角にきってひびが割れるくらい干してからあげてもできるわ
昆布茶をまぶしたのもすごくおいしい!
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